自己啓発についての本

★ 「処生術」 藤原和博 (1200円 新潮社) 生きる力を生きる方法を模索している人にお勧め。
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サラリーマンを辞めて自分の好きな道に進んだ人生の生き方の処方箋を述べています。いろいろな生き方が人それぞれにはあるということを著者の体験を交えて書いています。その時その時の状況に置かれた時に、どう行動すればいいか参考になることも多いです。しかし、みんながみんなそんなに人生うまく行くほど才能なり、能力を持っていればの話では、と思ってしますのは私だけでしょうか?

★ 「人生を変える−80対20の法則」 リチャード・コッチ (1300円 TBSブリタニカ)  
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人生の諸問題の解決にシンプルな法則があります。

「利益の80%は20%の顧客がもたらす」、「成果の80%は20%の時間で得られる」など、イタリアの経済学者のヴィルフレード・パレートが発見した法則です。一般には、「パレートの法則」として知られています。本書は、実例を上げながら、この法則の効果を書いています。仕事に生かす方法、お金を増やす方法、人生の問題を解決する方法等。つまり、全てのことに力を注ぐのではなく、全体の80%を占めているのは、ある20%に当たる部分からなっているので、その20%に全力を注ぐことによって80%の成果を上げられるというものです。このことさえわかっていればこの本をあらためて読まなくても大丈夫です。それでも買って読みたい方は、どうぞ。その時も本の中で著者の言いたいことの80%は、本の20%を読めば掴むことが出来ますよ。但し、その20%を見つけるのは、あくまでも読む方の力にかかっていることをお忘れなく。

★ 「意識のかたち」−現代に甦る天才の秘密−高岡英夫 (1、600円講談社)  
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なぜ日本のスポーツ選手は、世界で勝てないのか?


最近、読んだ本の中でまさに目からウロコが落ちた一冊です。

人間の行動は、大きな部分で意識に依存していることはわかってはいたが、こんなところで大きな役割をしていたのか。面白かった。著者は、単に、そう言う事実を指摘するだけでなく、では、どうすれば現代の日本人が、世界に通用するような江戸時代レベルの「身体意識」を持てるようになれるかも、その実践的なメソッドも開発していてくれている。そう、江戸時代が著者の言う「身体意識」がもっとも優れ、日本人にとって日常的なものだったのである。著者は、長年、武道の修行をしてきた人物だが、科学的に”達人”を追求してきた科学者でもあり、武道を志す人には有名な人のようです。また、運動科学という学問体系を確立し、著者独自の言葉を作っているのも面白い。

海外に行くと、外国人の中でも日本人の姿をすぐに見つけられるのは、その日本人独特の歩き方と姿勢に特徴があることが良く言われるが、そもそも江戸時代の日本人は、オリンピックのゴールドメダル級の一流選手以上の「身体意識」を持っていたと筆者は言うのである。この「身体意識」こそが、現在の日本人に希薄になっているものであり、単にスポーツだけの分野だけでなく、日常生活はもちろんのこと、経済、教育などあらゆる分野において日本人のレベルの低下の原因であるという。

身体には、意識の濃い所と薄いところがある。手は足よりも意識が濃い。足は尻よりも意識が濃いというように。そして、この身体意識の中心をなすのが著者の命名した「ジンブレイド」と言われる足裏の土踏まずから、内足首の後ろ側、ふくらはぎ、膝裏、腿の裏側から、腿の内側から下腹部に収まる一つながりの曲線状の形をした曲線状の「身体意識」を言う。

昔の日本人が優れ、現代の日本人が劣っていることは、この意識の劣化が原因であり、その根本的な理由が、日本語のことばの使い方の変化にあるということも”目からウロコ”の指摘である。

例えば、身になる、身にしみる、筋を通す、筋金入りの身体、肝に銘じる、肝試し、腹をくくる、腹が出来ている、腹が座る、本腰をすえる、目を光らせる、目が利く等々。日本語には、このような身体を使った言葉が非常に多いが、世界中の言語の中でも比較にならないほど多いそうだ。これは、単にそれらの言葉を比喩として使っているのではなく、使うことによってその身体の部分に人の意識を置くことが出来るのである。聖書でも”初めに言葉ありき”とあるように、言葉の威力を示すものである。日常的に何百年もの間使われる内に、無意識的に人々の”身になって”いたのである。しかし、最近では、そういう言葉を使ったり、聞いたりすることも少なくなった。ちょうど日本が、高度経済成長に突入する東京オリンピックのころである。また、外来語の氾濫もその原因の一つではないかと、私は個人的には考えるが。 

切手で有名な”見返り美人”、剣豪宮本武蔵、相撲の双葉山、現代では、陸上のカール・ルイス、スキーアルペンのステンマルク、トンバなどが「身体意識」の優れている人物として取り上げているが、日本人でも野球のイチロー、将棋の羽生善治、競馬の武豊を挙げ、低迷している日本人の「身体意識」の中で、救世主として彼らを取り上げている。単に、スポーツをしている人だけでなく、日本のこれからの一つの指南役になるのではないかと思った一冊です。

★ 「マンダラ メモ学」 今泉浩晃  オーエス出版 1、300円(税別) 
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独創的な、そして創造的なメモの取り方の方法を開発した今泉氏は、デザイナーで、企業のコンサルタントをしている方です。九つのマス(セルと言う)の中にメモを取って行く方法は、その形から名づけてマンダラート(Mandala−Art)。マンダラ(曼荼羅)のアートなのです。

マンダラートの基本形の9つのセルの縮小図。(実際は、中にメモ出来るだけの大きさです。)

        □□□
        □■□
        □□□

この9つの枠(セル)の中にメモを書きます。

 メモの仕方は、中心の部分(図の中心の■部分)(セル)に問題定義をし、そこから思い付くことを周辺のセルに書き出して行きます。
 例えば、人間とは、?と言う問いかけに対して、図の□の部分に好きなように、思い付くことを書き出して行きます。1)男と女がいる。2)わがままである。3)無限の可能性を秘めている。4)考える葦である。5)理性的である。6)尊大である。7)欲望の固まりである。8)弱虫である。

 何でもかんでも思いつくことを取り敢えず8つ書き出してみる。このように並べて見ると只のメモを取る方法と変わりありませんが、セルの中に書き込んでみると、同じ内容でも全く異なる世界が現れてきます。それは、ブレーンストーミングの様でもあります。視覚的に頭の中が整理出来ます。言葉の言い換えにより、違った方向からの思い付きが得られます。少なくとも8つを見出せばいいという、安心感があります。 取り敢えず9つのマスを書いて、中心のセルの問題定義に対して思い付くままに周辺の8つのマスを埋めて見てください。思いがけない発見がきっとある筈です。

 その他、このマンダラートには、スケジュール管理、アドレス帳、プランの作成など大変多くのものに活用出来ます。今泉さんが開発した専用のマンダラート手帖も販売されています。詳細は、http://www.mandal-art.comにあります。
私も実際にこのマンダラート手帖を使い出してから、いろいろなことがどんどん思い付くし、これからやるべきことが整理されて、物事がスムーズに達成させて行くようです。頭が整理出来れば、すっきり元気になりますよ。

★ 『「ポストイット」で3倍伸びる仕事術・勉強術』 三笠書房 西村 晃 533円 
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この手のハウツー本は、何か自分にメリットになることはないかと、常に探しながら読まないと、只、著者の経験や成功談に感心して、これはすごいぞ!と”うん、うん”頷いているだけで終わってしまいます。

「ポストイット」は、もちろん皆さんご存じの文房具で、日本語では付箋紙なーんて堅いことばですが、これは、もともとアメリカの3Mという会社が、ぺたっと貼り付けるシールを開発しようとしたんですが、糊付けが悪く商品にならなかったんですね。そこで、逆転の発想で、それなら、スグ剥がして使うような用途を考えたわけなんです。

西村さんは、元NHKのアナウンサー。NHKの頃から、このポストイットを使い出したそうですが、とてもじゃないけど真似できないですね。通勤途中でも、アイディアを書いたり、街を歩きながら今流行の服装やらファッションを見て、これはと思ったものをポストイットに書き留める。日曜日にも、奥さんの買い物に付き添い気になったことがあればさっと書いておく。全編この調子でちょっとせわしない生活を送っていらっしゃるようですね。これだけ四六時中、世間のことに注意を向けているのであれば、特にポストイット出なくとも相当の情報は得られるように思います。まー、情報整理にはいいかもしれませんね。

 小さくて、ポケットから出してすぐに書き留められるメリットはあるが、すぐになくしそうな小ささでもある。なかなかポストイット開発の秘話のような逆転の発想とはいかないようですな。

『逆転の人生法則』―目からウロコが落ちる87の視点― 川北 義則 PHP文庫 476円 
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川北氏は、著者自ら「平成の奇書」と言わしめた数年前にベストセラーになった「脳内革命」(春山茂雄著)の仕掛け人としても有名ですが、川北氏自身も多くの人生での成功するためのノウハウ本を書いています。この『逆転の人生法則』は、そんな本のエッセンというべきヒントが数多くあります。そのなかで私が面白いと思ったポイントをいくつか書いてみましょう。

『完全を求めたら何もできなくなる』

―世の中には完全主義者という人種がいて、何事であれすべて完璧にしなければ気がすまない。そういう人種は結果においてどうなるかというと、たいていは怠け者になってしまうというようである。―

つまり、完全に出来ないと、うまくいかないと気持ちが悪くなり、それを繰り返すうちにものごとに消極的になってしまうということらしい。完璧を求めるのはいいが、ほどほどにしないと先に進まないどころか、怠け者になってしまうというからコワイ。人生、オールオアナッシングじゃないからね。

『目標ができたら企画書にしてみよう』

―目標を紙に書き出す習慣を持っている人は、持っていない人にくらべて圧倒的に所得が高いという調査報告もある。―

自分の望みを実現するために、具体的な行動をとることが重要であるが、そのためのプランを書き出してみることが大切ですね。書くだけでも実現の可能性が高くなるなら、書かない手はないですよね。

『否定的な言葉が現実を厳しくする』

―赤ん坊は成長が早い。なぜだか考えたことがあるだろうか。頭の中に否定的な考えがないからである。歩行期に近づくと赤ん坊は立ち上がろうとする。立ちあがってはこける。こけてもこけてもまた立ち上がろうとする。―

言葉が行動を支配する、ということも言えますね。否定的な言葉は、少なくともそう思っても実際に口に出さないようにしたいものです。

その他、役に立つヒントがいっぱいありますが、一度に全てをトライしようとすると、結局、読んでいるときに「そうだ、そうだ」と納得しながら、感心してお仕舞い、というのがこの手の本のデメリットです。一つか二つくらいをピックアップして、自分の人生に役立てるくらいの気持ちで読んだ方がいいと思います。そうしないと、『完全を求めたら何もできなくなる』にまりますからね。


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